tMadの記録・2005年12月分


12/31 Sat.

今日から長い休暇(年明け9日まで10連休)で、帰省にかかる。今日はとっとと帰りたかったので、坂出から瀬戸大橋を使う。10時半ごろ西条を出て、瀬戸大橋を渡って早島ICで下りたらまだ正午。そのまま岡山はいつものベスト電器岡山本店へ。ノートン先生を入手して店を出たところで13時。岡山の街中を抜けるのがいやで備前ICまでは岡山ブルーラインを使って、山陽道姫路東で下りてひたすらR372で社へ、社からR175使って帰り着いたのが、途中昼メシにしたのもあって15時半すぎ。

そのあと、いつものように紅白を見たが、決して悪くない意味で普通で、批評するほどのものでもなかった。そのあと沈没。


12/30 Fri.

本日で仕事は終わり。しぶんぎ群好条件で、朝日新聞の記事になった

国立天文台では「初春の流星群を眺めよう」キャンペーンを実施中。このページにもあるが、「どの方向を見ていればいいですか」という質問を、多くの人から受ける。「流れ星に願いをかけるんだったら輻射点の反対、しぶんぎ群だったら南のほうがいいですかね」と答えるような気がする。理屈は、さきほどのページの流星群を観察するにはをご覧になっていただきたい。

あと、「1時間に数十個」と聞いただけで「きゃーっ」という人がいるけれど、それって朝三暮四みたいな話で、冷静に考えれば1分に1個しか見えなくても1時間に60個見えることになるわけで、ということは1時間に数十個というと数分に1個、“夜空のどこか”、どこかわからない場所に見えるということでしかないので、あまり過大な期待を持たないように。

私自身についていえば、あのときのしし群以来感覚が麻痺したままなので、どう見るかわからないけれど...


12/29 Thu.

日本人の半数が大韓民国を、また7割近くが中華人民共和国を「信頼できない」と考えているのだそうだ。もう、煽っているとしか言いようがない。一体何が信頼できない?中華人民共和国にしても、大韓民国にしても、日本を敵視した行動を具体的に何か起こしているだろうか?あったら教えてほしいけど...。「日本国民」がかりそめにも「国際社会において、名誉ある地位を占めたい」と思っているのなら、雰囲気とか空気とかいったことで、具体的な根拠なしに近隣の国を嫌うのはよくない。

誰か敵を作って攻撃することは意味がないし、いまや中華人民共和国にしろ大韓民国にしろ、無視して行動することはできないほどの影響力を持っている。意味もなく対立したところで、得られるものは何もない。むしろその他の近隣の国から「次の標的はうちの国か?」と不信感をもたれるだけのことだ。


12/28 Wed.

ということで今日がいちおうの最終日。

だけど、やっぱり遅くなった...

というところで、iBookの設定しなおし。パーティションの切り直しとかOSの再インストールとか、いろいろやって、なんとかそれなりの形になった。あとは使いながら直していくことにしよう。あ、そうだ。普段のアカウントを管理者から一般ユーザに移してしまえっ。


12/27 Tue.

いちおう、仕事のカレンダーでは明日が最終日。でも実際には最終日寸前らしいことはまるでできず、しかも気づけば日付の変わる寸前。30日最終日まではいつもの日々が続きそうだ。

で、iBook G4が手に入った。試しに使ってみたところけっこう快適なので、明日、ちゃんと使えるように一からもう一度やりなおし。


12/26 Mon.

それも言うならWe wish you a merry Christmas.やん、って指摘しとかんといかんのやろなあ。

最近「はてなダイアリー」をまじめにつけ始めたのだけれど、こっちとあっちで何を書くか棲み分けが難しいなあ。ちょっと考えておこう。

13日神戸。松下電器の態度は潔い、なんて評価をする人も少なくないけれど、実際のところ人命にかかわる部品に、たかだか10年程度で劣化するようなゴムを使ってしまうのは、なんといっても設計ミス。そもそも根本的に設計ミスなのだから、それがバレた時点で消費者に対して積極的なアクションを行わなければならないはずなのに、まだゴマカシが利くと判断して補修で取り繕おうとしてしまい、結局経済産業省から緊急命令を食らってからあわてて一生懸命コマーシャルを流して、善人ぶっている。たぶん、石綿禍のクボタを見習ったのだろう。クボタにしろ松下電器にしろ、「人の噂も七十五日」「のど元過ぎれば熱さ忘れる」ことを、最大限に利用しているとしか言いようがない。

見かけ倒しの目くらましに、われわれ消費者はごまかされてはいけない。小泉首相の態度といい、事実をよく見て、よく並べてから評価しなければならない。


12/25 Sun.

パクりなので、「仏造って魂入れず」で魂がないので続かず 。一方でパクられた神戸のほうの魂は...

私はキリスト教徒でもなんでもないけれど、この時期、街には愛があふれていることになっているはずなんだけれどね。私に愛を語る資格はないかもしれないけれど、たしかに、例えばプロ野球の話題に限ってみても愛のある話題は少なかったように思う。楽天球団の誕生と仙台への定着は明るい話題だったけれど、シーズン終了と同時に田尾安志監督を解任。シーズン中には「明日負けたら休養してくれ」「勝ったらどうしますか」「勝ったら、休養しなくていい」「目の前の一試合の勝ち負けでチームの方針を決めるんですか」というやりとりがあったほど、どうしようもない関係になっていたらしい。監督は、「田尾さん、大好きだから辞めないで」とボードに書かれるほど、仙台のファンに愛されていたのに...。その楽天はTBSの買収まで画策して、またまた球界再編騒ぎを起こす始末。愛があったと思うのは、例えば中日の落合監督や、千葉ロッテのボビー=バレンタイン監督。以前にも触れたとおり、野球が失敗のスポーツであることをよくわかっていて、決して選手を責めない。もちろん選手がそれに甘えてはいけないのだけれど...。フロントと監督がそれぞれ方針をよく理解しなければ、こうはいかない。

まあ、プロ野球の話に限ってしまったけれど、社説に指摘されているとおり、みんながなんとなく「中心に空虚を抱え、もてあましている」。こんなときに景気がよくなっている、と言われても、正規雇用の割合が減って派遣社員やパート・アルバイトの雇用が増えているという現実を前にしては、また所得が労働者から雇用者へ移転しつつあるという現実を前にしては、やはり空々しい。景気がよくなればまた世の中が明るくなる、と思っていたのに、どうやらそうならなかったようだ。低成長の時代、と言われて、そういう世の中に馴染もうとして努力して、やっと低成長の時代に慣れ始めたというのに、なんとなく、なんとなく、空気が淀んでいる。

淀んだ空気の中で、その淀みを嫌がって、近所の外国人に向かってこけおどしを始める人たちが出てきた。そんな中でも、私は語る資格のないかもしれない愛を、稚拙ながらにでも語っていかなければならないのだろう。

22日毎日。たしかに被害者が特定できなければ、発表されたような事実があったことを確かめるすべはない。加害者がおるやないか、というツッコミはあり得るが、今までいったいどれだけのデッチ上げが行われたことか。“被害者名を伏せて”事件をデッチ上げ、関係者を逮捕拘留してしまって、警察内部の犯罪やら失態やらを隠すこともできる。今は被害者を実名発表するから、デッチ上げかどうかは比較的容易に確かめることができるけれど、匿名にされては、これを確かめることはできない。“被害者名を伏せて”のデッチ上げではないけれど、この目的で現在進行形で進んでいる事例があるらしい。

民主主義においては、権力は「与えてやっている」もので、決して濫用させてはいけない。報道や風評による影響については、当然避けなければならないものだけれど、だからといって警察権力のなすがままにしていいわけでは決してない。


12/24 Sat.

事後の報告になりましたが、今年はクリスマスも、クリスマス=イブも中止です。みなさまよろしくご了解ください。


12/23 Fri.

この年末の気ぜわしいときに事務所の引っ越しをしないといけなくなって、忘年会も重なってとっとと仕事を片づけなければならない始末。積み残しの仕事のほうが多く、しかも引っ越しのせいで土・日はまったく仕事ができず、来週も苦戦必至。


12/22 Thu.

そういえば千葉ロッテ・小坂誠選手が巨人に売られた、というか巨人が小坂を買ったらしい。でも、この年俸の金額は高すぎると正直に思う。

たしかに小坂・酒井の鉄壁の二遊間と言われた(言っていたのはロッテファンだけ!?)し、園川コーチをして「小坂・酒井の二遊間で防御率は1点は違う」と言わしめたほど守備はいい。少なくともわれわれ素人には文句のつけようがない。けれど、「塁に出なきゃ走れねーんだよ」と野次られるほど、打棒は振るわなかった。今年は2割8分3厘とそれなりに打ったけれど、これまではだいたい2割5分ぐらい。もちろん彼自身努力して実力の底上げを図って欲しいけれど、期待できる成績としてどこまで見積もれるだろう。打つことが至上とされる今の巨人で、果たしていつまで起用されるだろうか...


12/21 Wed.

私が昔よくAMラジオを聴いていた頃何度もCMで流れた「足の冷えない不思議な靴下」で有名な塚本産業が先月倒産していたらしい。...資本金たった3000万円だったのだなあ。

だから努力する方向が違うっちゅーねん。恥さらし。軟弱外交。「言うべきことは言う」とかなんとか言うてるそばからこれかい。言うてることとやってることがぜんぜん違うやないか。


12/20 Tue.

はあ...しんどい。


12/19 Mon.

リック=ショート選手が楽天に行くことが決まったようだ。「りっく、しょーと、りっく、しょーと」いうて飛び跳ねていたのはついこの間。そういえば、神戸で左翼に入って、どうしたって捕れそうにない打球に飛び込んで、グラブの1mぐらい先をライナーで打球が飛んでいった...という、スタンド大ウケのプレーをやってくれたことが強烈に印象に残っている。あれいつだったかな〜。

大阪ドームの経営不振はこんなところにも影を落とす。オリックス=バファローズの専用球場はスカイマークスタジアムになるとのことで、場合によって大阪ドームが清算されることになる事態も考えられるから、残りの試合は神戸で開催する、なんてことになるかもしれない。

というわけでオリックスの窮地を救えるか、清原和博。というか、1年を通じて出場できるようにがんばってほしい。オリックスは、内野手特に一塁は、大争奪戦になるだろうから。


12/18 Sun.

朝起きたら、交差点を走る車がぶつぶつ音を立てている。うそっ。慌てて外を見たら雪が積もっている。ああいう音だったら凍っとるなあ、朝3時頃起き出したときには降ってなかったのに。というわけでしばらくしたら電話がかかってきて、駅伝大会中止らしい。あ〜あ。

というわけで今日のもうひとつのイベント、アタック25年間チャンピオン大会。私が参加した昨年12月19日放送分でパネル22枚とって優勝なさった方が出演していらっしゃるのだった。

年間チャンピオン大会だけはいつものアタック25とちょっと違う。昨年チャンピオン選出方法が変わって、今年も同じ方法をとった。前の年12月放送分から今年11月放送分までの間を対象として獲得枚数10番目までの方が参加して早押しクイズを行い、3問先取(ただし2問誤答で失格)の4人勝ち抜けで解答席に順次座って、そこからいつものアタック25をやり、ここでの優勝者が年間チャンピオンというのがルール。

で、その方は早押しクイズを3番目に通過。解答席に座ってオープニングの「1円玉」を解答して13番ゲット。そのあと苦戦してパネル0枚になったりしたものの、「福岡ソフトバンクホークスからフリーエージェントで/アメリカ大リーグのシアトルマリナーズへ移籍した選手は誰でしょう」に「城島健司」と正解して1番のカドを取り、さらに1問おいて「上部に芽が出ていることから、『芽が出る』『めでたい』とされ、縁起のよい食べ物としてお正月のおせち料理などに用いられるオモダカ科の多年草の野菜をなんというでしょう/」に「くわい」と解答して21番をとって“縦に強力なラインを作っ”てから(児玉清氏のいつもの名言から引用)実力発揮。アタックチャンスの問題「スキーのジャンプ競技の着地法に、テレマーク姿勢がありますが、このテレマークとは、北欧のどこの国の/(地方のことでしょう...かな?カッコ内はtMadの勝手な推定)」で「ノルウェー」を正解して5番のカドをアタックチャンスのねらい目にこじ開け、次の「2007年10月に、郵政民営化により発足する日本郵政/株式会社。その初代社長に就任することに内定したのは誰でしょう」で「西川善文」を正解。これで勝利を決定づけ、パーフェクト寸前。残念ながら直後に阻止されたものの、堂々の20枚獲得で見事に優勝!

旅行獲得はならなかったものの、年間チャンピオンにふさわしい圧巻の内容。早速祝福のメールを送っておきました。


12/17 Sat.

ここのところの大寒波の影響がカニ漁にも影響しているそうだ。17日付の神戸新聞に、シケで津居山漁港の漁船が出漁できずカニを採りたくても採れないという事態に陥っているとの記事が載った。近くの柴山漁港からは出られるらしい。柴山からだと...柴山とか香住あたりで食べられるのだろうかなあ。

越前ガニも越前港、三国港ともダメ、鳥取では境港もダメらしい。今年はカニは高い...


12/16 Fri.

どうも最近頭を使わない型にはまった仕事をしているせいか、思考がまとまらないような気がする。なにか訓練しようか?


12/15 Thu.

というわけで(どういうわけだか)、飲み会に出かけるためにあわてて仕事を片づけたつもりが実際のところは漏れがあって、というか週末でなくてよかったのだけれど、その片づけのために午前中がつぶれて、そのあとも必死に片づけだけをやって夜になったけれど、結局まだまだ片づけが続く。

やらないといけない仕事ばかりで、自分からやろうと思う仕事がなかなかできない...。


12/14 Wed.

おのおのがた、討ち入りでござる

というわけではないが、飲み会へ行ってそれなりに楽しんで帰る。


12/13 Tue.

帰ったら宅配が届いていた。千葉ロッテの2006年カレンダーを先行販売で買っていたのが、やっと来たのだった。えーっと、どこに掛けようか。また考えておこう。とりあえずしまってしまえっ。


12/12 Mon.

淡々と仕事をして、それでも片づかないので見捨てて帰る。もう知らんっ

天文ニュースじゃなかった、国立天文台アストロ・トピックスから。来年の年初にうるう秒が入るそうだ。書かれているとおり、うるう秒というのは原子時計と地球の自転とのずれを補正するためのもの。

当たり前のことながら、時間の長さだけを言うのなら原子時計で計るのが正しい。たとえば、陸上競技の記録をとるのなら原子時計に基づいた時間の長さを尺度にして時間を計ることになる。ところが、ちょっと意外かもしれないけれど、時刻となると話は別。正午には太陽がだいたい真南にきてもらわないと、生活実感とあわない。だから「時刻」となるとそちらが優先される。地球の自転は原子時計のように正確なものではなく24時間きっちりに1周するわけでもないので、何年も経ったらどうしても時計の方を合わせないといけなくなってしまう。まあ、もっと正確に言うと地球の自転は時期によって微妙にすすみおくれがあるとのこと。原因は...私にはわかりません。あ、地球の自転が徐々に遅くなっているという話は、聞いたことがあるなあ。


12/11 Sun.

西はりまへ行こうとしたが、何を勘違いしたのか滝野社ICまで40分なのを西はりままで40分だと思ってしまい、出発が思いっきり遅れて14時開始の講演に45分も遅刻。でも、入ったらまだ導入みたいな話をしている。アインシュタインがもたらしたハイテクの手がかりみたいな話だった。うう、もう少し早く来たらよかった。

アインシュタインの晩年の写真からは考えられないかもしれないけれど、あんなふうに枯れてて見かけだけなら宇宙の深遠さに思いを致しているような風貌になってからよりは、双眸をぎらつかせていた頃のほうが業績を残していたとか、相対論を完成させた業績は大きいけれど、実はこつこつやっていたのは量子論のほうで、アインシュタイン自身が「私は相対論より量子論のほうを100倍多く考えている」みたいなことを言っていたらしい。むべなるかな。ノーベル賞は光電効果で受けたのだから...でも受賞講演は相対論だったんだって。

いやあ、講演はほんとうに面白かった。前半の半分が聴けなかったのは残念だったけれど。

そのあと高松まで行ってからうろちょろして、気づいたら西条に帰り着いたのが23時すぎ。とほほ


12/10 Sat.

11日の西はりま天文台天文講演会・佐藤文隆氏「世界物理年を記念して」を聴講するために帰省。道中、岡山まででQlair アーカイブスをようやく「完聴」。岡山でラーメン食いたいと思ったが、宇高フェリーで我慢できなくなって弁当食ったら腹がふくれてしまい、ラーメンを断念。もう若くないのぉ...

そんなことよりボイスレコーダーのようなものを入手せな。講演会録音せなあかんやんか。

...と思って、まずベスト電器岡山本店へ行ったが「ない」との返事。あれれれ...次にデオデオ下中野店へ行ったがここにも置いてない。とほほ。ヤマダ電機にはないだろうから、あきらめて岡山を撤収。あとはいつものように東へ...と思ったが、やはり旧揖保川町でちょっと混んでしまい、さらに姫路バイパスで渋滞に。「そういえばニノミヤってつぶれたあとどうなったんかなぁ」と思ったのが運の尽きというやつで、行ったらつぶれたままでした。ヤマダ電機とミドリ電化ではダメだろうから、そのまま帰省。意味もなく疲れたです...


12/9 Fri.

ワールド=ベースボール=クラシックの日本代表メンバーが発表されていた。われらが大家友和投手は選ばれなかったが、辞退したのだろうか?でなければ、残念。

そもそも、日本での彼の評価は不当に低い。昨年のシーズンはケガで棒に振ったけれど、今年はしっかり立て直して2002年・2003年に続く二桁の11勝を挙げた。これでアメリカ合衆国・メジャー=リーグ在籍7年で44勝を記録したことになる。日本プロ野球だって3年間10勝したら、例えば去年までのロッテだったとしても年に数回は試合結果とともに新聞紙面を飾ることになるだろう。

地道に努力してこれだけの地位を築いているのに、母国でなかなか評価されないのは...。優勝争いに絡むチームでないから注目されないのはある程度は仕方がないが、それにしても...


12/8 Thu.

四国アイランドリーグで戦力外通告があったらしい。香川の橋本投手は、そのまま継続して契約されるようで一安心。


12/7 Wed.

なんだかよくわからないうちに、プロ野球選手が選ぶ今年のベストゲーム見たことになってしまった。

まあけど、だいたい言い尽くしているからいまさらコメントすることはないなあ。


12/6 Tue.

今週もあまり仕事がはかどらない予感...明日の定例の打ち合わせの資料を作っていたら終わったという感じ。


12/5 Mon.

小泉首相、ついに「靖国は外交カードではない」と言ったそうだ。そのわりに中華人民共和国や大韓民国とはうまくやっていきたいらしい。

アホだなあ。相手も立派なひとつの国なのだから、それなりの敬意をもって接しないとうまくやっていけるわけがない。相手がやってほしくないと言っているのに、自分のやりたいことはやって、相手とはうまくやっていきたい、というのだから、勝手なことだ。中華人民共和国の人々や大韓民国の人々からみれば、日本は一方的に好意を寄せているストーカーのようなものに映るかもしれない。

小泉首相としては、国際的に(=欧米で!?)日本の実力を認められていないから、せめてアジアでは「日本はアジアでは圧倒的な一等国で、そのほかの国はいやでも日本の言うことを聞かないといけないのだっ」などと虚勢を張っていたいのだろう。そもそも日本の言うことにはアジアの国はみんな従うべきだし従わせられるはずだと思っているのだから、相手がやってほしくないと言っている理由を考えたり調べたりしようとしない(マスコミもそこを見せないから、世論はまるで戸惑うばかりだ)。最後には日本の主張が通ると思っていることでもあるし、徹底的に嫌われて無視されるなんてことは考えてないのだろう。

もともと対等な存在だと思っていないのだから、その点だけからいっても、相手とうまくやっていきたいとは本気で考えていないことの証拠になる。いつまでも突っ張ってそんなことをしていると、そのうちアジア圏での外交の主導権は中国や韓国に手渡してしまうだろう。それでいいなら、それでいいけど。


12/4 Sun.

昨日のコメントに追記。「終わりに見た街」、もしかしたら、「いまどき戦争中の頃の価値観に染められるのは、思春期の子どもぐらいだよ」、と痛烈に皮肉っているかもしれないと思えてきた。もしそうなら、果たしてその皮肉は皮肉として伝わったかどうか。もう少しわかりやすい演出をしたほうがよかっただろう。

ちょっとだけ、昔いわれた「ウェブログ」的に。上田哲之氏の「プロ野球哲学」。いやあ、これ、本当にそのとおり。見惚れるような直球を投げる投手というのは、たしかにいる。締まらない試合だったのに、たった1球で試合の雰囲気を変えられる投手の存在。このコラムに挙げられた豊田投手は、残念ながらナマで見る機会はなかったしこれからもなさそうだけれど、個人的に今まで見た試合では、近い順に

うっ、神田投手から盛田投手までギャップがありすぎ...

とにかく、盛田幸妃投手の全盛期の直球のキレというかノビというか、これは凄かった。はじめて(今のところこれが最初で最後)横浜球場に入ったというのに、先発投手が(当時左の中継ぎでそこそこ活躍していたけれど、先発なんて見たことない)東瀬で、しかも8番に入るという目を覆いたくなるような試合。初回のアウト3つがすべてヤクルト2番の荒井がらみ、初回から6点、2回にも5点をとられるという絶望的な展開であるにもかかわらず、ヤクルト・高野投手もいまひとつぴりっとせず、大洋投手陣は12失点したというのに盛田投手が3イニングも登板。「他に誰かおらんのかいっ」とツッコミを入れたくなった。

しかし、この年最優秀防御率のタイトルをとってしまう盛田投手の直球の、糸を引くような球筋に、球場の雰囲気がいっぺんに変わってしまった。盛田投手の一球一球に、球場がどよめく。スピードガンは常時140km/h台後半を計時する。これで大洋にも勢いがついて、気が付けば3点差まで追い上げたが、残念、前半の失点が大きすぎて試合は敗戦となった。

次は神田投手。ルーキーの年の、大阪ドームでのオープン戦、この年はノーコンで有名だった小野剛投手が巨人から近鉄に移籍した年で、投球練習の球がバックネットに行ってしまうというとんでもない投球を見たあと。神田投手、投げ降ろす投球フォームなのに、球が低いところを這っていって最後に「のびーるっ」という感じでストライクゾーンに入っている。えっ、豊田投手へのコメントと同じって?そりゃあ、浮き上がってくるなんてことは物理的にはあり得ないけど。これを見ただけで、「今日の入場料、安いっ」と思ったものだった。そんな直球でも、打者もさすがにプロの選手で、打ってくるのには驚いた。直球が速いだけでは、やはりダメ。これは即戦力でいけるかという感触はあったけれど、その後伸び悩んでいる。あの頃の直球のノビを取り戻して、中継ぎ投手陣の一角に食い込んでほしい。

あとの二人は、一軍で現在十分活躍しているから、いまさらここで言うまでもないだろう。それぞれのファンサイトで、ぜひ堪能していただきたい。


12/3 Sat.

実は発売予告を見て、早々に「Qlair アーカイブス」を予約していた。とーぜんのことながら発売日に入手できたのだけれど、やっと聞く時間ができた。

いや〜、これはいい。あくまでも本格的とはいえない、「いい加減な(by ふきのとう...ってそんなグループと比べてはいけないけれど)」コーラスグループだけど、そこがいいのだ。たとえばデビュー曲「瞳いっぱいの夏」。3人でパート分けして歌うことを前提に作られていて、他ではなかなか聴くことができない。それは具体的には各メンバーがソロで吹き込んだ曲を聴いてもよくわかる。つまり、コーラスグループとはいえどこまで行ってもアイドルでしかないから、ソロパートが非力だったりしてなかなか油断できなかったりもする一方で、三人寄ればなんとかではないけれど、3人でうまくカバーし合って、当時のアイドルポップを踏襲しながらも一人で活動していたアイドルとは別の世界を築いている。その後、こういうグループや楽曲が現れないのは残念。

Qlairというグループや個々の楽曲については、ファンサイトそれぞれで取り上げられているし、私は現役の頃のQlairのファンというほど熱心ではなかったから、ここから先についてはもう少しきっちりと整理してから書きたい。

ところで、今日放送された「終わりに見た街」を途中から見た。原作も前回放送も知らないのでまったく予断はなかった。予断はなかったけれど油断もスキもある展開で、本筋と違うところでどきどきさせられた。最後の最後はともかくとして、その直前、二人の思春期の子たちが戦時中の価値観に染まって自説をぶって、二人の親が言葉に詰まるという場面があった。ここ、私には戦時中の価値観を肯定して終わったように見えてたいへん残念だった。戦時中が決していい時代ではなかったことと、それが当時の人々個々のせいではなかったことは本当によく描いていたのに、最後にこれでは、私は納得できない。たしかに最後の結末にもっていくために必要な伏線ではあるのだけれど、その価値観を否定する余地、または否定する考え方を示す余地はあった。あの戦争を結果として引き起こしてしまう下地になった、当時のものの考え方と、あの戦争の無謀さとを、現代の大人なら指摘することはできたはずだ。また、そうしなければ「現代を生きた意味がない」。物語は途中から「戦時中にやってきた意味」を問うて急展開したけれど、現代を生きた意味はついに問われなかったのだった。かえすがえすも残念。ただ、テレビドラマとはいえこんな風に作らなければならなかったことは、この国に「いま」住む人々がいまだに当時のできごとを消化しきれていないということを示している、とだけ辛うじて言うことができるだろう。


12/2 Fri.

忘年会に向けて必死で仕事しました。忘年会?何も聞かないでください。


12/1 Thu.

早速夕方ごろから疲れが出て、仕事を早々に切り上げるハメに。


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