tMadの記録・2004年4月


4/30 Fri.

休みの谷間でおしごと。

こっちは谷間どころか、エース登板で今季初完封おめでとう。あいかわらず打線は速球投手に弱いようだが、ここ一番の集中力が戻ってきた。よしよし。


4/29 Thu.

うわっ、"Emergency Door Cock"とはひどい。ええっと、意味合いとしては「この扉を開けて、きみの未来...ちがった、非常時へ旅立とう」ってな感じか?(違

いいなあ、誰が名付けたかしらんけど、「七人の未払い」+菅代表って。

いみじくも、2ch'erが権力によわよわであること、彼らの発言が信念などというものにまったく裏付けされてないことが露呈してしまった。このことについての論考をみつけたが、こう分析してみると彼が実は典型的な2ch'erであると知れる。こういう、何か言うことに覚悟をもてない人々によって世論の一端が形成されているのかと思うと、情けない...


4/28 Wed.

郵便局のゆうパックをコンビニエンスストアから送れるようになるそうだ。そういえば、宅配便がこれだけ普及する以前は、少なくとも田舎では、荷物は郵便局へ持って行ったものだ。また、まだ国鉄が小荷物の取り扱いをしていたころで、何か荷物が着いたら駅から電話があって取りに行ったこともあった。
ご存じのとおり、その後宅配便事業の急成長でそこここに宅配便の営業所ができ、コンビニエンスストアの店舗網を利用していつでも荷物を預けることができ、またわざわざ荷物の引き取りに駅まで出向くこともなくなったのである。そしてこうまで宅配便の仕組みが発達したからこそ「ネットで買い物」することができるようになったのである。
郵便小包は郵便局が開いているときでないと受け付けてくれなかったから、サービスの拡大といえばいえる。しかしそれはあまりに遅すぎる。むしろ、2万店舗以上を誇るネットワークを生かす方法を考えた方が、この分野で生き残る近道になるのではないか。全国をカバーしていると思われている宅配便業者ですら、郵便局のネットワークがなければ配送できない地域があるのだから。


4/27 Tue.

どうもパシフィック=リーグは各チーム得手不得手がはっきりしすぎている。終わった頃に収束しているだろうけど...


4/26 Mon.

eMacが三千円切るなんて、そんなわけないやろという問題。

あっちが悪い」「うちは悪うない」というしょうもない言い訳をしているが、はっきりいって見苦しいぞ。
間違いのないようにしっかり確認しあいなさい。そんなこと確かめる決まりはないかもしれないけれど、商品を売る方は客の信用を失うし、仲立ちをするほうは売り手の信用を失うのだ。商売は信用第一、じゃなかったのか?「しくみが悪い」のはしくみを作る人間の考えが足りなかっただけで、そんなことを言い逃れの理由に使うな、と言いたい。
また便乗する客も客だ。そんなすぐわかるような間違いにつけこむなよ。


4/25 Sun.

やる気なしモードが災いして、深夜に出かけて朝の3時まで仕事してしまい、ぼろぼろ。昼ごろまたお呼び出しいただき、帰って寝たら、目が覚めると夕方16時になってしまった。

♪摘めよ摘め摘め、摘まねばならぬ、摘まにゃ日本の茶にならぬ〜(別に日本の茶にならんでもええけえど)。というわけで茶摘みがはじまったそうだ。緑茶好き好き〜(知識ないけど)の私には、目で見ても楽しい光景である。

ナイターをみて思うこと。
中継ぎを信用しない堀内監督率いる巨人軍に、今年のペナントレースを争う権利が最後まで残るのだろうか。
今日だって、林投手の打順を気遣って交代のタイミングを失ったのだろうけれど、どうせ6回裏に投手交代するなら、林投手自身のバント処理失策の直後で投手交代したってよかったはずだ。逆転された直後の交代では、先発投手も中継ぎ投手も不幸だ。お互い、お互いに信用なくすぞ。
で、具体的に誰がいいかということになると難しいが...
巨人の投手陣はあまり見たことないので、あくまで印象でしかないが、先発のあとをうける順番でグループ分けすると

  1. マット=ランデル、柏田、佐藤宏志
  2. 三澤、ブライアン=シコースキー
  3. 岡島、前田、フリオ=サンタナ

てな感じでつないでいけば、なんとかなるのではないか?

千葉ロッテ?小林雅英が打たれたのなら、仕方ないけど...オリックス相手に2回続けて救援失敗は痛いなあ...

そういえば今日はブライアン=シコースキーが投げていたが、あのファウルラインの飛び越しといい、投球練習前の腕回しといい、甲子園の野球ファンはどういう反応をしたのだろうか?

あと、私は阪神の試合をこのところ見てなかったので知らんかったけど、関本が打席に入るときのテーマ曲、あれロッテのチャンステーマ(タオル振るやつ)とおんなじやん。あかんで、あれは。


4/24 Sat.

昨日は、実は会社の飲み会で早く帰ったので、積み残しの仕事の処理しないといけないのだけれど、あれやこれやで結局遅くまで飲んだので、体調崩した上にやる気なしモード。会社行かないわけにはいかないから、そのうち行くけど...

4月23日の産経抄、なかなかとばしとるなあ。新進党ができたころ自民党をさんざんに叩いて政権交代させようとしとったことも忘れたんか。
たしかに、誘拐された人たちの家族の言動には、慎み深さが足りなかったかも知れない。しかし、「3日のちに家族が焼き殺されてしまう」という状況で、特にこういう営利目的でない誘拐事件に慣れていないわれわれに、冷静になれというほうが無理というものだ。
少なくともこの文章の読者にはそんなときにいつもと同じ心理状況になれる方はいないだろう。
そしてそのように考えれば、家族のみなさんが時間切れ直前まで冷静でなかったのは、担当官が政府の方針を十分に説明しなかったからであるという一面もあることに気づくことになるのではないか。そういう議論になってしまえば、冷静になれない家族の映像を何度も何度もメディアに流させて放置した政府の方がむしろ自作自演であった、とのそしりを免れないだろう。


4/23 Fri.

こんなことは言いたくないが、万一SARSにかかった日本人がそれと知らずに日本に帰ってきて感染が広まったような場合は、いまの日本の世論だと「そんな危険地域から帰ってくること」そのことが犯罪的な行動なのであって、『自己責任』でSARSに感染した人すべてに補償しなければならないのだというのだろう。

また、鳥インフルエンザ禍の浅田農産にしても、ひとまずは被害を受けたのである。
言い古された議論だろうが、浅田農産はそれを早めに公表したところで、西宮冷蔵とおなじように不幸せになっていたのだろう。もちろん会長や社長の判断が正しかったわけではないし言い訳もできないが、とにかく被害者を不幸せにしない仕組みを作らなければならない


4/22 Thu.

会社の飲み会に出て、とある理由で1次会をさんざんにひっぱって、寝床へ直行。


4/21 Wed.

とうとう、西宮冷蔵が営業再開にこぎつけた。私自身、当時の「元」社長らが街頭で支援の募金を集めるのを何度となく見かけたことがあったし、伊丹では雪印食品関西倉庫の近くに住んでいたこともあったから、「ブラウン管の向こうの出来事」というのとは少し違う感覚をもっていた。

西宮冷蔵に限らず、大手顧客から圧力をかけられて法律に反することを強要された場合、中小零細企業のほうが、「世間様」に隠し通せるものではないことをよく知っているものだ。だからといって取り引きを止めれば会社は倒産し、中小企業にとっては家族同然の社員をすべて解雇しなければならないのである。しかし一旦事が発覚した場合は社長は共犯者となってしまい、会社の倒産どころではなくなってしまう。そこらへんの板挟みに苦しんだあげく、社長は意を決して世間様に公表したのであった。そうなると取り引きをやめたのとまったく同じことになる。雪印食品という大きな取引先を失い、会社は倒産、社員はすべて解雇となってしまったのであった。そしてさらに、やはり「雪印食品の共犯者」になってしまったのであった。
これを「自己責任だ」とか「公表するやり方がまずかった」とか、「取引先を間違えた」などというのだろうか。

もしそうであれば、それは大企業に良心まで売り渡したのと同じことだ。まさに「カネで人々を釣って、ばらばらにした政策の成功」なのである。われわれ「世間様」は、こういう“良心をもった”会社をこそ助けなければならないのである。

また、竹内均先生がお亡くなりになったそうだ。本業での業績、科学の普及と力を尽くされたことはここで書くまでもない。たいへん残念だ。


4/20 Tue.

東京イエローページの再放送を録画して見ていたところ、咲浜小百合が「天使の誘惑」を歌っとった。もちろんこの歌は黛ジュンのヒット曲のカバーなのだが、かつてAMラジオリスナーだった私は、歌詞を見ずに一番を歌いきってしまい、部屋の中で一人でにやにやしてしまった。やっぱわし、世代詐称しとるわ。
...っていうか、咲浜小百合って誰?


4/19 Mon.

最近の世論は「宗教」を軽視しすぎている。一連の事件でなぜ『イスラム教聖職者協会』なる組織がこれだけ活躍できたのか。また、考えてほしいのは、ひとりひとりの信じる(ことになっている、でもよいが)宗教がどのような教えであるのか、またその教えに照らして一連の事件をどのように考えればよいかということだ。これはそんなに難しいことではないはずだ。


4/18 Sun.

ええっと。

人の命を救うのにカネがなんぼかかったとか、そんなアホな主張を、言論人がやって恥ずかしくないか、産経新聞。そんなにカネが惜しいなら、公立病院の廃止とか健康保険制度の廃止とか産婦人科小児科の廃止とか、そっちを唱えた方がよっぽど税金使わなくてすむぞ。ちょっとは考えてからモノを言え。
それから、「テロリスト」のような考え方はイラクの人々のごく一部だという主張で必死にとりつくろっているが、「テロリスト」らがイラクの(政府機関などではなく)民間人に対して手を出したという話は寡聞にして聞かない。これが単にマスコミが抑えているだけということでなければ、イラクでは“一般人”と“テロリスト”という対立の構図は今のところないということになり、「テロリスト」らの手段に対してはともかく思想に対してはある程度の共感が生まれている傾向にあることを表しているのではないか。もういちど世論調査をやってみたら、また何か変わった結果になるのではないだろうか。

それから、これは産経に限った話ではないので「そこまで言わんでも」と受け取られては困るが、こういうとき社説を2本並べるスタイルをとっていて「まともな」HTMLを書いてもらえていないと、参照するときたいへん不便だ。少なくとも私はこのページについては各日付に対してアンカーを埋めているから、たとえば4月5日分をわざわざスクロールせずに見に行くこともできるし、3月15日分を直接参照することだってできるのである。こんなことはHTMLのずいぶん古いバージョンからできるのだから、朝日以外の各紙でも採用してほしいものだ。

読売もなかなか手厳しく、一般人がマスコミを前にして政治的な発言したらいかんらしい。刑事裁判や民事裁判などで国が敗れたら、ときの首相に司法に介入するような発言を許したり、「北朝鮮の拉致被害者」と言われる人々に政治的な発言を許したりするのとの違いはどこにあるのか。その違いをはっきりさせることが必要だ。

毎日新聞4月15日の社説にはびっくりした。私が14日に書いたことをアメリカ合衆国政府にやんわりと警告するような内容だったからだ。へへへ、わしもなかなかすごいやん(自慢)。


4/17 Sat.

久しぶりにヨタ話。先週知人宅にお世話になったとき、「後楽園で投げた現役投手って誰がおる?」と話題にして「桑田、工藤...あと....」と返事したが、気になったので調べはじめる。

東京ドームの開場は1988年3月らしいので、投げた可能性のある選手は'87年までにプロ入りした現役選手だ。後楽園は当時読売と日本ハムの両球団が本拠地にしていたから、セ・パ両リーグとも可能性はある。

しかして入団年度からいって、'82年の工藤公康、'84年の加藤伸一・吉井理人・紀藤真琴・山本昌広(→山本昌)、'86年の桑田真澄、'87年の友利結(→デニー友利→デニー)にあっという間に絞られる。

このうち工藤・加藤・桑田の3人は先発ローテーションで回っていた投手だから問題はないとして(というか調べるのが面倒なだけなのだが)、友利投手はこの年10月8日の対広島戦(横浜)がプロ初登板、10日は対阪神戦(甲子園)、さらに17日の対広島戦(横浜)と3試合に登板しただけで後楽園での登板機会がない。また、吉井投手は'87年10月13日の、後楽園球場最後のパシフィックリーグ公式戦日本ハム×近鉄で当シーズン初先発にして通算2試合目の先発登板し、しかもプロ入り初完投勝利をあげていたのだった。おみそれしました。

紀藤投手・山本投手については手元に資料がなく、もう少し調べてみる。


4/16 Fri.

所詮政治家の考えることはこの程度なのだろうという発言が相次ぐ。公明党の神崎代表がパフォーマンスとはいえイラクへ行ったことは、もうみんな忘れているのだ。

内閣総理大臣さまに至ってはこのとおりだ。万一、イラクの日本大使館が襲われ、今でさえ居すくみの状態の日本大使館員が誘拐されても同じことを言うのだろうか。というか、よくよく調べてみると大使館員は救出が必要な事態なのではないだろうか。またそうでなくても、占領軍の統治が失敗する事態に立ち至って大使館員が脱出する必要に迫られるなんてことが仮にあった場合、大使館の事実上の封鎖から脱出までの「全く意味のなかった」滞在費を国民に還付してくれるのだろうか、冬柴さんに安倍さん。よく考えて慎重に発言してほしいものだ。とにかく、何度言っても言い足りないが、イラクのことはこの先どうなるかわからないのだ。

国民の命を守ろうとしない政府をもつ国に住んでいることを、もう一度かみしめなければならない。

昨日の続き。われわれが、結果的には解放された3人の尊い考えに応えるためには、誘拐された時点で彼らの命を救うためにとにかくありとあらゆる手段を使うことであったはずだ。彼らを見殺しにしてしまえば、彼らの尊い考えもこの国から抹殺してしまうことになりかねなかったのだ。

いわゆる占領軍の統治が怪しくなってきたところで、政府は今度の事件に便乗して急に渡航自粛勧告を全面に押し出してきた。こうして世論を盛り上げ、報道をイラクから閉め出すことによって、今後も「大本営発表」では『占領軍の統治はうまくいっていて、「テロ」や「ゲリラ」によって一部周辺地域での騒乱はあるものの、引き続きイラクの安定に向けて地歩を固めつつある』という情報を流すことができるように謀っているのではないか。さらに権力を監視していかなければならない。


4/15 Thu.

「Norton先生」として知られたNorton Utilitiesは、Mac版が開発中止になるとのこと。そうですか...こうして、おなじみのソフトがまたひとつ消えていくのである。

今から、われわれに問われる課題をあげておこう

まず、今から政府の発表、新聞・テレビ・週刊誌などの各メディアの報道、また誘拐された当人や関係者の証言(これは直接でなく結局は報道を通じてのことになるが)が続々出てくるだろうが、どれが本当でどれが嘘かを見分ける能力がわれわれには必要になる。またそれぞれ部分的には本当で部分的には嘘である可能性もあるから、それを見破る能力も含めて必要になってくる。

また、それらの情報を通じて、いまイラクで何が起こっているのかが見えてくるはずで、それを見通せる能力も試されることになる。

それから、誘拐された被害者に対する非難も大きくなるだろうが、私はこのように反論したい。

「『戦禍に苦しむイラクの人々を助けたい』というだけの理由で形のある見返りを求めずに現地で活動しようとしていた彼らを非難するいわれが、国内にいて安穏として暮らしていたわれわれに果たしてあるのか。
確かに、彼らのとった行動は無鉄砲なものだったかもしれない。しかし自衛隊ですら満足に活動を行えない今、危険を冒して行動をとることに踏み切った彼らのもどかしさ、やむにやまれない心情はわれわれにも理解できるはずだ。それに、たかが60年前には日本の人々の生活も、今のイラクの人々の生活と同じ状況にあったではないか。戦禍に苦しむ人々を助けたいという尊い考えを、われわれは否定してはいけない。われわれは何もできず、役に立つのか立たないのかよくわからない自衛隊という組織を送って満足しているのだ。自分がその場に身を置き、少しでもイラクの人々の苦しみをわかちあい、彼らの役に立ちたいと考えることのほうが、よほどましではないか。」


4/14 Wed.

いろいろな議論があるが、大きくみれば、イラクはアメリカ合衆国政府の思い通りにはならず、イラクの人々のものになりそうだ。アメリカ合衆国政府の統治政策では、「イラク人にイラク人を支配させる」意味での自治ですらうまくいっていない。いよいよ主権委譲の日程も後ろへずれそうだ。また仮に国連が統治に乗り出しても、それがアメリカ合衆国政府の意を体したものであればうまくいかないだろう。

ここまで事態がはっきりすれば予言でもなんでもないことは賢明な読者にはおわかりのことと思うが、アメリカ合衆国政府は「イラクの人々の論理」を統治政策に取り込み切れないことでイラク統治に失敗し、そしていずれはイラクから軍を撤退せざるを得ないだろう。それは表向きは、たとえば実効支配できない傀儡政権を打ち立てて「所期の目的を達したので撤収する」という形で現れるかもしれない。もちろんそのあとのイラク国内の混乱に乗じてアメリカ合衆国政府の考え方に近い勢力が実効支配する可能性は残されているが、それとて「イラクの人々の論理」の壁に阻まれて至難の業である。

私は「イラクの人々の論理」がどういうものなのかは知らないが、それを知っていようが知っていまいが、その程度のことは理解できる。自分たちの都合で戦争...いや侵略を始めておきながら、占領後の方針をイラクの人々に同意を得られるようなものには決めていなかったのだ。イラク占領にあたって十分な研究もせず、イラクの人々の生活に地に足のついた方法を知らないままイラクへ乗り込んでいったのである。これは日本の中国への、また南方への侵略行為と同じことではないか。日本人は戦後60年を目の前にして、そんなことまで忘れてしまったのだろう。

また、あちこち破壊しておいて「再建のために努力します」と言ってみたところで、破壊された側にしてみれば単なる金儲けの行為なのであって、決して手放しで喜んで歓迎するわけはない。

一方、事を大きく見るのでなく一人一人の単位で見れば、お互いに罪もない人々が殺し合っているのだからこれほど馬鹿馬鹿しいこともない。亡くなった人は、兵士としては代わりが利くのかもしれないが、家族や隣人にとっては代わりが利かないのだ。

大きくみようが小さくみようが、いまイラクで起こっていることはとっとと止めなければならない。それはもちろん、「イラクの人々の論理」を味方につけられない自衛隊にしても同じことだ。

てなことを言っている間にジャーナリスト2人が行方不明、どうやら誘拐されたらしい。読売産経の社説はさきの誘拐事件に対しては被害者に厳しいものだったが、今度は「政府は一刻も早い救出を」などと書くのだろうか。そうなったとして、果たしてこの5人の命にどれだけの価値の違いがあるのか。自紙の記者でもこう書くのだろうか。
「このたび本紙の記者が誘拐された。本紙は、治安の安定しない地域でも取材を続行する価値があると判断し記者を派遣した。政府には救出に全力をあげるよう要請するが、テロには断じて屈してはならず、たとえ本紙記者が被害者となってもテロリストとの取引は行ってはいけない。」
こんな趣旨でなければ、命の価値に差をつけていると言われても甘んじて受けるべきだ。そして本当にこう書けば、読売産経の社員は、社員の命を本気で守ろうとしない会社をとっとと辞めた方がよいだろう。


4/13 Tue.

いいぞ千葉ロッテ。定位置に向かってまっしぐらだ。


4/12 Mon.

私のよく知っている人が、こんな発言をしたそうだ。

みんな、自衛隊がはじめどういう目的でイラクに行ったのか忘れたのだろうか。少なくとも国内向けには、自衛隊はイラクで給水やら学校の再建などをするということで行っていたはずなのだけれど。その支援活動って日本の民間人の命にかえてもやらないといけないのだろうか。政府が二枚舌を使っていることは明白だ。また、自衛隊を撤退させないと声高に主張している人は、自衛隊が軍隊の立場で派遣されているという意識をもっている。
現実には(こういった意見は権力の裏付けがないので)自衛隊の撤退は難しいが、二枚舌を使って国民をだました政府を許すべきではない。次の参議院選挙には明確な答えを出すことだ。

以上、私も同じ立場だが、付け加えていえば
「政府の方針によって国民の生命が失われてはいけない」
ということだ。これはあくまで仮定だが、誘拐された被害者が外務省の職員だったり、「政府首脳」の子息だったりすれば、政府の対応は違っていただろう。誘拐された3人の考え方と日本政府の考え方とは違うが、それだけの理由で彼らを見殺しにするような行動をとってはいけない。パスポートの文面では各国政府に邦人の保護を求めているが、肝心の日本政府が「テロには屈しない、交渉の余地はない」と言っているだけでは、結局「国のメンツのためには邦人を保護してもらわなくてもよい」ことになり、論理が転倒してしまう。

小泉首相はあいかわらず誘拐された3人の家族と面会しないらしい。朝鮮民主主義人民共和国に拉致された方やその家族とは面会するのに、おなじく海外の“テロ”グループに誘拐された方の家族と会わないというのは矛盾している。あいかわらず小泉首相には、自分の立場と違う人の言っていることは聞こえないし、仮に聞こえたとしても、
「いやぁ、私には理解できませんねえ。どうしてそういうことを言うのか、わからないなぁ」
ということなのだろう。


4/11 Sun.

14時から西はりま天文台で天文講演会。河北秀世さんの「リニア彗星v.s.ニート彗星 ---どっちが明るく見える?---」。そのあと知人と2m望遠鏡の入る新天文台を見学。既に主鏡が搬入されエンジニアリング=ファーストライトも終わっていて、望遠鏡については細かい調整、建物のほうは設備の点検と確認というところまできている。

あと半年ほどでいよいよこの望遠鏡を覗けるのだ。


4/10 Sat.

朝から移動して、神戸で熱烈に千葉ロッテを応援してきた。今日は「コリアンデー」として、在日韓国人の方々1万人を招待して、試合前はSUGARを呼んで「大韓民国愛国歌」を歌った。えー、参照先のWeb Siteには斉唱と書いてあるのだが合唱でちゃんとパート分けていた。あれ?じゃあ、普段も大韓民国愛国歌は「合唱」なんか。普段歌うときはどうやってパート分けするんだ。

試合はミンチーの出来が悪く、打線もよく援護したが、中継ぎ投手の出来が悪く、勝てた試合をひっくり返されてあっというまに4連敗...

そのあと知人宅泊。


4/9 Fri.

会社の転任者歓迎/歓送会で急に花見することになったが、どうしてもしないといけない仕事があって2時間弱遅れ。着いてみるとまともな場所取りできなかったらしく誰も花見なんかしてなかった (^^;

1次会であっというまに終わって、翌日のためにとっとと寝たのだった。


4/8 Thu.

偉大な方がお亡くなりになったのだが、世間はそれどころではないようだ。

しかし、こんなことを言ってはご家族の方にたいへん申し訳ないとわかってはいるが、残念ながら予想された範囲の事件である。この文を書いている段階では誰の命も奪われていないようなので、推移を見守るしかない。

いままでの国内の議論がおかしかったのだ。いわゆる“大和朝廷”以来、日本も長らく征服する側・される側に分かれての歴史を歩んできたことを忘れている。征服しようとしている側に立つ人々に対して征服されつつある人々が抵抗する手段として、どういうことが考えられるだろうか。

そう考えれば、この事件は残念ながらまだ穏当なほうだとわかるだろう。もちろんこの事件をおこしたグループの行為は、われわれにとってみれば到底許されるものではない。しかし、征服する側の論理だけで征服される側になってしまった人々にもまた、われわれ日本人が自衛隊を送ったことが許せないことなのだろう。

こういうときこそ外交がしっかりして、征服される側になった人々に占領軍との立場の違いを十分説明して理解をしてもらえないと大変なことになるのだが、そもそも外交がしっかりしていれば自衛隊の派遣などは必要なかったと私は思うし、昨日書いたように、理解してくれない相手には語る言葉をもたないような首相が代表するような政府である以上、外交の能力を求めるのはどだい無理な話だ。


4/7 Wed.

小泉首相のいうことは信用しないけれど、とうとう三権分立まで知らないことにするらしい。どうやら控訴しないようだが、これだって、事を荒立てることで騒ぎになってしまうということのないよう、首相からは何もしないようにしたという解釈だってできる。いつものように、自分に不都合なことは黙ってにぎりつぶし、自分の「やるべき」ことを“粛々と”すすめるのだ。

意見の対立があったら、その相手がアメリカ合衆国政府ないしそれに近い立場の人でない限り「なんでそんなことを言うのかわからない」と言い、「理解を求める努力をします」とは言わないのだ。自分の信条に心中するのは勝手だが、国民を巻き込まないでくれ。何度も繰り返しになるが、こんな人を首相にする国に生きていることを知っておかなければならない
まあ、『三権分立を知らなかった』恥さらしの首相として歴史に名を残すことになるわけだから、それはそれでいいのだろうが。


4/6 Tue.

普通に出社したが前日から疲れをひきずったせいかしんどいので早めに退社。

はぁ...千葉ロッテは負けるし...


4/5 Mon.

で、西条への帰りに岡山に立ち寄る。いつものように姫路経由だが、今日も宇高フェリーを使うので山陽道は使わない。とはいっても岡山へは「わりと」急ぐのではじめからブルーラインを使うつもりだった。

「あれ?『有料』の標示が隠されとる。これはもしかして...」

蕃山ICへの道中は、前後をトラックに挟まれた。これで自信がついた。途中の標示はところどころ「有料」が隠されてなかったのだけれど、とうとう「蕃山IC工事中」の看板に“自信が確信に変わりました(古い)”。現在各ICでは料金所撤去工事中なので、走行には注意が必要だ。

で、ブルーラインをはじめて無料通行して岡山市内に14時半ごろ到着。いつものように城下駐車場に車を止めて、平日昼間しかやってない天神そばへ。並ぶ必要などまったくなく、「3番」を注文。隣の鉢を片づけるお父さんに「散り蓮華まで捨てて...」というお母さん。「あとで拾うが〜」と返したのに苦笑してしまった。

このお父さんは客にもからんでくる。気の弱いことを自覚していらっしゃる方は、この店をはじめて訪れる際には粗相のないように。

で、3番を食したあと、ほんっとーにひさしぶりに、岡山を適当にぶらぶらしてから中古CD店「祝!表町へ移転」GROOVIN' 岡山店へ。いつものようにぼけーっと棚を眺めていると、Key West Clubの「♪おあつらえむきのですてぃいにー」が。Key West Clubって東恵子と中谷美紀の二人なので、大阪あたりで買おうとすると中谷美紀のほうにプレミアがついて2000円近くするのだが、ここでは破格の値段で売ってあった。あの番組、岡山でやってなかったのだろうなあ。そしてその隣にQlair「Les filles」が。こんなところでQlairを拾うなんて。気がつくと買っていた。最近Qlairのような“ええ加減な”コーラスグループがいないので残念だ。またこんどレビューしてみよう。

帰りに伊予銀行岡山支店に「遭遇」したので出金する。ぜーんぜん知らなかったのだが、ここ、3丁目劇場の向いなのだ。よし。いい場所を覚えた。

今週の、いやたぶん今月の珠玉の一作。

弟との会話。
私「戦争は地震と違うんやから止められるはずやろ、って子どもが言うてたで。子どもに言われるか、しかし」
弟「戦争と、『最近の若いやつは...』いうのとはなくならんやろ」
私「『最近の若いやつは...』いうのは年寄りは好きやからのお。まあ、わしはまだまだ若いからの」
弟「俺はずーっと若いけど」
私「まあ、おまえのためやったら60,70になっても『わしはまだまだ若いわい』て言うてやるわ...
...けど、多分60とか70になったらこう言うてそうや。

『あかん、わしまだ若いわ』
「そっちかい」


4/4 Sun.

で、親戚のみなさんが遠路お越しになった。3時間ほどいて墓参りしてお帰りになられた。

いや本当、遠いしばたばたするので大変だと思う。うん。私はオープン戦以来久しぶりに昼間から酒飲んでフラフラだったけど。


4/3 Sat.

で、社高校野球部の敗戦を見届けて帰省にかかった。私も何を勘違いしていたのか、1時半に出たら夜のはやいうちに着くつもりだった(前の日遅かったからぼけとったんかな)。でもよく考えたら、松山道〜瀬戸中央道〜山陽道姫路東IC〜R372で6時間かかるのだった。豊浜SAで気づいて、「あほ〜」と思ったが仕方がない。たしかにそこから瀬戸大橋渡れるけど、カネには替えられないので高松から宇高フェリー使って、備前〜三木小野は山陽道走って結局帰り着いたのが21時半。

岡山で晩飯どきになったので、いつものように福長に寄って「ぶた丼スープ付きで」。うまいな〜。
月曜に戻る予定なので、天神そばで「3番」と注文するつもり。


4/2 Fri.

このところずーっとトラブル関係の仕事をしていたので、他の仕事がたまってしまい積み残し処理で26時になってしまった。本当は積み残したまま土曜日に回したかったのだが、はるか遠く関東から近鉄応援団のような「はよやれ」コールを受けるし、私は私で土曜日に帰省する予定だしで、個人的に仕方がない事情なのであった。


4/1 Thu.

仕事が終わって帰ろうとしたら雨。

ああ、雨...帰ってからメシにしたら日付変わってました(涙)
心は土砂降り。


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