全てのPHPスクリプトは、一連の文からなります。 文としては、代入、関数コール、ループ、条件文、そして、何もしない文(空の文)さえ 使用することができます。 文は、通常セミコロンで終了します。加えて、文は、中括弧によるグループ文で カプセル化することによりグループ化することが可能です。 グループ文は、同時に文にもなります。 本章では、様々な文の型が記述されています。
if 構文は、PHP を含む全ての言語において最も重要な機能の一つです。 この構文は、命令の条件実行を可能にします。 PHP では、次のような C 言語に似たif 構文が使用されます。
if (式) 文
式のセクションで記述したように式 は論理値で評価されます。式 が TRUE と評価された場合、PHP は文を実行します。 FALSE と評価された場合は、これを無視します。
以下の例は、$a が $b より 大きい場合、a は b より大きい を表示します。
if ($a > $b) print "a は b より大きい";
条件分岐させたい文が一つ以上ある場合もしばしばあります。 もちろん、各々の文をif 文で括る必要はありません。 代わりに、複数の文をグループ化することができます。 例えば、このコードは、$a が$b よりも大きい場合に a は b よりも大きい を表示し、 $a の値を $b に代入します。
if ($a > $b) { print "a は b より大きい"; $b = $a; }
if 文は、他の if 文の中で無限に入れ子にできます。 これは、プログラムの様々な部分の条件付実行について 完全な柔軟性を提供します。