XI. dBase 関数

これらの関数は、dBase 形式(dbf)のデータベースに保存されたレコードに アクセスすることを可能にします。

これらの関数では、インデックスおよびメモフィールドのサポートは行われません。 ロックのサポートも行われません。 二つの Web サーバープロセスが同時に同じ dBase ファイルを修正しようとした場合、 データベースはほぼ確実に駄目になってしまうでしょう。

SQL データベースと異なり、dBase "databases" はデータベース定義を 後で変更することが出来ません。 検索を高速化したりデータを体系化するようなインデックスはありません。 dBase ファイルは、簡単な固定レコード長の連続ファイルです。 レコードはファイルの終端に付加され、削除されたレコードは dbase_pack() をコールするまで保持されています。

商用データベースとして dBase ファイルを使用するべきではありません。 本物の SQL サーバーを替わりに選んで下さい。通常、MySQL または Postgres が PHP で使用されています。 dBase ファイルフォーマットは Windows の表計算ソフトや統合ソフトで 通常サポートされているので、 dBase サポートにより Web データベースとのデータのインポート/エクスポート が可能となります。 dBase サポートが有用なのは、データのインポート/エクスポート機能に 限定されるでしょう。

目次
dbase_create ? dBase データベースを作成します
dbase_open ? dBase データベースをオープンします
dbase_close ? dBase データベースを閉じます
dbase_pack ? dBase データベースをパックします
dbase_add_record ? dBase データベースにレコードを追加します
dbase_replace_record ? dBase データベースのレコードを置換する
dbase_delete_record ? dBase データベースからレコードを削除します
dbase_get_record ? dBase データベースからレコードを得ます
dbase_get_record_with_names ? dBaseデータベースからレコードを連想配列として得る
dbase_numfields ? dBase データベースにおけるフィールド数を返します
dbase_numrecords ? dBase データベースにおけるレコード数を返します