そういえばちょっと以前なら北海道の野球ファンといえば巨人ファンだったという記憶があったが、いまや巨人の開幕3連戦を地上波では中継せず、日本ハム戦を中継するようになったという。
やや細かい話をすると、開幕戦を主催するのは一昨年のAクラスのチーム、つまり、今年のセントラル=リーグでは、中日・阪神・横浜。パシフィック=リーグでは福岡ソフトバンク・千葉ロッテ・西武。昨年日本一になった北海道日本ハムには、今年は開幕戦の開催権がなかったのだった。日本ハムは開幕を千葉ロッテと戦ったあと、火曜日からの3連戦は神戸・大阪でオリックスと試合をして、この金曜日からが専用球場の札幌ドームでの試合だった、という日程。当然のことながら、昨年の日本一だから実力も十分だし、監督や選手の言動も含めて北海道ではたいへん注目されているだろう。
その一方で巨人は開幕カードの主催権がなく、横浜球場で横浜ベイスターズと対戦。これが開幕戦東京ドームだったりすると、ぜったいにキー局の意向(威光?)で地上波で中継があると勝手に思っているのだが、このカードなら関西だったら横浜×巨人なんかやらずに阪神×広島を中継するところ。よく知られているとおり、どんなに阪神が弱くても阪神の主催ゲームの大半を試合終了まで中継する局もあるほどなので、これは当然。北海道でもそれに倣ったというところで、こちらも当然ということになっていい。仙台あたりでも「関西化」がすすめばいいなあ、と期待したい。
いよいよセントラル=リーグも開幕。まあ、帰ったらたいへんな時間だったことよ。CSプロ野球ニュースの再放送、何回目の再放送かしらんけど、なんとか間に合ったので、千葉ロッテの試合のところだけ見て寝る。渡辺俊介は普通の投手でないので、1試合とおして見てみないとわからん。
某巨大掲示板をチェックしたら、宮本優香さんがTBSニュースバード降板の挨拶をしたらしい。ああ、やっぱり...見逃したなあ。
千葉ロッテは移動日で試合なし。移動って次千葉やん。所沢から千葉へ行くのに移動日いるんか!?
ようやく今季初勝利を白星で飾る。
...だから、勝利は白星でないと飾れないんだってば。
千葉ロッテは開幕から2引き分けで、3人目の先発は小野晋吾。あれっどうして西武の先発が涌井?2戦目と違うん?...例によって、帰ったら試合が終わっていたのだけれど、今日も初回で勝負が決まったのか。あのなあ。
さてさて、注目の有銘投手、残念ながら今季初登板を白星で飾れず。
週明けの立ち上がりというのに、昨日無茶したので頭はへろへろ、午前中ぼろぼろ。午後はずたずた。
さすがに土曜の夜は天気が悪く、土もいっぱい水を含んだということで、今日の山行きは中止。しかし天気は回復傾向ということで、甲子園で試合をやっていることを確認してとっとと出かける。家族は篠山で降ろしてそこから電車、私は帰りを考えて姫路に車を置いてから甲子園へ。篠山から姫路までの移動の間、室戸高校野球部と報徳学園高校野球部との試合をラジオで聞いていて、とうとう姫路に着くまで両チーム得点なし。途中姫路駅に着いたところで電話を受けたら、家族はもう既に甲子園に着いてしまっていて、ちょうど室戸高校チームが先制したという場面にでくわす。
そのあとひとりで勝手に焦りながら甲子園へ移動。甲子園で高校野球を見るのはいつ以来だっけ。はっきり覚えてないなあ。三宮から阪神電車で甲子園へ行くというのも、考えてみれば初めてかもしれない。甲子園駅を出たところで電話をかけたら、室戸高校野球部が勝ったらしい。おお、食ったか!
それであわてて家族の待っているレフトスタンドへ行ったら、既に次の試合の宇部商業高校野球部と日大藤沢高校野球部の試合をやっていて、1回裏の宇部商の攻撃から試合を見ることになった。日大藤沢の左投手がいいなあ。直球は130km/h後半、変化球は100km/hそこそこというところで、緩急をつけるいい組み立てをしている。アルプススタンドは、三塁側に陣取った日大藤沢のほうが、あいかわらず時代遅れなテーマで応援しているとはいっても、宇部商側よりにぎやかに応援しているなあ。...しかし、ほんまに最近の歌がないのー。山本リンダが現役で歌っていたのは知らないだろうし、岩崎良美を見てもそれが誰か気づかないだろうなあ。「すきすきソング」とか言ってみたところでもとの歌のほうを知らんだろうし、水森亜土なんて見たことも聞いたこともないだろうなあ。いまどき「るぱん・ざ・さーど」でもないしなあ。
...まあ、そんなことはどうでもよく、試合は宇部商が4回に先制。死球と安打で無死一、二塁から送りバントで一死二、三塁。打順は下位に向かうものの、この場面を作った段階であとはどんなふうに点を取るかというところで、内野は前進守備、打球は球足の遅いセカンドゴロ。これで三塁走者が生還して、1点。
このまま終わっては「プロ野球かっ!」と言いたいところで、さすがにこれでは試合は終わらない。日大藤沢は6回に逆転、そのあと宇部商に連打とスクイズで再逆転を許したものの、敗色の漂い始めた8回には投手自らホームランを打って同点。9回にも二死から勝ち越し機を作ったりして、どっちかというと押せ押せの感じ。
宇部商がなんとかピンチ脱出したところで、こりゃあ延長戦になりそうだと手洗いに立って、さて戻ろうかとスタンドに出たところ、突然、「がしーん」という音が...。レフトポールに打球が当たったらしい。レフトの選手が、目の前にボールが転がっていくのを見ながら突っ伏している。打った方の選手は一塁を回るまで気づかなかったらしく、一塁を回ったところで何度もガッツポーズを繰り返している。一塁側の宇部商ベンチから、選手が本塁上に集まってきた。打者がようやく本塁まで帰ってきて、歓喜のホームイン。
次の試合、帝京高校野球部と小城高校野球部の試合を見ようかどうしようか、あるいはほどほどで帰ろうかと考えていたが、始まっていきなり小城の投手が制球難、ストライクが入らず走者を出しては適時打を浴び、押し出し、などなどで6失点。帝京のほうは先発投手の出来がすばらしく、直球が「のびーる」。もちろんプロ並みというわけにはいかないけれど、これだけの投球ができればプロの二軍ぐらいだと十分通用しそうだ。実際それを裏付けるかのように、三振の山を築いていく。
試合展開が序盤から一方的になったので、内外野の観客がぞろぞろと帰って行く。帝京の投手、こんな投手高校野球ではそうそう拝めそうにないのに、いま帰る人って野球を見る目がないなあ、と思うのは私の勝手。小城の投手はイニングが進んでも制球に苦しみ、変化球でストライクがまったく取れない。直球もあまり走ってないしカウントも悪くなるので、こりゃあ今後も大量失点するかと思いきや、帝京の打線が淡泊というか、これ以上点を取る気がないというのか、打ち気に逸っているというのか、凡打してしまう。小城の野手陣も要所で好プレーを連発しているのだが、なんといっても帝京の投手がよく、反撃の糸口もつかめそうにない。やっと4回表の小城の攻撃で、先頭打者がレフト前にそれなりにいい当たりで安打出塁。これで完全試合も無安打試合もなくなった。あとは無四球試合と完封ぐらいかと思っていたが、二死二塁と場面が進んだところで、三遊間の当たりを三塁手がカットして一塁へ投げたら、これがとんでもなく高い球で暴投、まさかこんな形で1点を献上するなんて。ここで帝京の投手が「わしの完封をフイにしやがって」と思ったかどうかは知らないが、急に力を入れて投げ始め、140km/h台の直球を連発。次の打者を三振に討ち取って攻守交代。あとはもう見どころもなく、三塁側の小城のアルプススタンドを見て楽しむぐらいか。一塁側の帝京はあまり人数がきてなくて、「こんなところで負けるチームと違う」、というところかなあ。
試合も寒いが、気温もだんだん下がってきた。「暑さ寒さも彼岸まで」って、一体どうなっているのだろう。...終盤、小城に代打が出てきて、四球を選んだので無四球試合もなくなった。あーあ。おもろーな。
帰りは姫路に着いたら20時を回っていた。岡山で21時台だったので迷ったが、そのまま瀬戸大橋で戻ってしまう。案の定豊浜SAまでたどり着いたところで眠り込んでしまい、帰り着いたら26時!
明日は田舎の市有林の手入れということで、週末の予報が悪いのだが、さすがに天気のことだけはどうなるかわからないので、帰省することにする。正月元旦を平穏無事に迎えられなかったのは残念。
いつもなら高松からフェリーで宇野に渡って、という道順なのだが、今日は体力温存でとっとと帰るという目的で瀬戸大橋を使い、夕方すぎには帰っていた。しかし予報どおり天気が悪く、そのあと練習するということもなし。帰ってから、正月元旦が波乱の展開になったことを知る。あしたは朝が早いということなので、とっとと寝る。
夜、ぼけーっとテレビを見ていたら、なんの前触れもなく細坪基佳さんがもと雅夢の三浦和人さんといっしょに出てきて
「♪あーいーはーかげろおぉー」
などと聞き覚えのある歌を歌うのでびっくりした。それであわててあれやらこれやら調べてみて、自分で「♪あーいーはーかげろおぉー、つかのまーのいのっちー」などと歌ってみたところ、いまさらながら、アレに似ているなあ、と一人でにやにやしている自分がいたりして。
三浦和人さんの出身地は旧宍粟郡の波賀町だそうで、ということは播州弁をお話になられるということになるなあ。そうですか...
あー、仕事で夜遅くなって、気になって電話を掛けたらいっぺんにブルーになってしまった。とほほ...帰りは足が重かった...。
春分の日で休み。朝はラジオNIKKEIのミュージックライフホリデースペシャル、武部聡志氏の作品集。とーぜん、吉田真里子も出てくるだろうと期待したところ期待どおり「夏の恋人達」がかかったが、特にコメントがなかったなあ。個人的には珠玉の一作だと思うけど。
終わったあと17kmちょっと練習。行きは6分/kmぐらいで行けたが、帰りは足が上がらず6分/kmを簡単に割ってしまう。最後の1kmだけはなんとか6分/kmを切れたけれど、まだレース後立ち直れてないなあ。これぐらいの練習は平気でできるようにしておかなければ。
そうですよ。さすがに去年の香川のエースです。今年のエースは橋本亮馬投手のようで、いよいよ登り詰めたなあ。今年シーズン前半の週末は、千葉ロッテは西日本にこないのでヒマだから、予告先発チェックしてたまには行ってみよう。
Astronomical Picture of the Dayから。皆既月食って、こうやって写真に撮ると「夜空に浮かぶ月」というところで本当に幻想的ですね。
詐欺事件で、御木本幸吉さんのひ孫さんだかが容疑者として逮捕されたらしいのだが、その御木本幸吉さんのことを「東京の宝石店ミキモトの創業者」と言っていた。確かに間違いではないのだろうけれど、それは例えば落合博満・中日ドラゴンズ監督のことを「レコード歌手(その表現、ふるっ)」と紹介するぐらいヘンだ。英虞湾近辺の人が見たらそーとー違和感を覚えるんと違うかなあ。
今日は体調が戻ったのと時間ができたのとで、堀8周、2周ずつ6分/km→5分半/km→5分/km→ほどほどに、というところ。明日は休日ということでまた距離を積む予定なので、抑えめにしておく。
週明けだし、週末走り溜めしたし、ということで眠い眠い。いかん。しかも周りで体調崩す人が続出して、仕事もたいへん。しんどかった...週末よく走ったので、今日の練習はお休み。
今日は朝から24kmのつもりで出かけたが、なんのことはない11kmを過ぎたら簡単に失速。あんまりしんどかったので、最後まで行けずに途中であきらめ、コースを変更して16kmすぎで切り上げて帰宅。
帰宅してオープン戦、千葉ロッテ×福岡ソフトバンクをテレビで観戦。ソフトバンクのほうはあと2試合ということで一線級が並ぶが、迎え撃つ千葉ロッテ打線はなぜか4番竹原・5番橋本将という「ひゃーっ」な打順。予定通りソフトバンク先発和田投手の前に見下ろされてしまい、和田投手がポカした竹原の一発以外には、攻撃の見どころはまったくない。守るほうは小林宏之が苦しみながらも抑えるという展開で、この時期の一線級相手だから内容より結果。終盤、新人の松本が打たれて勝利は逃したけれど、たぶん左投手対策の起用なので、今日みたいに1イニング任せるということはないだろうから、十分十分。
結局そのあと寝込んだりなんかして、始動が夕方になり現金を引き出すこともできずほどほどの買い物だけ。
このサイトの存亡の危機というぐらい更新してないなあ。今日は朝から30kmを目指して、今週のだだ疲れを考えてとぼとぼと出かけてみた。久しぶりに黒瀬峠を通るということもあって年末の工事がどうなったかということも気になるが、だいたい最後まで行けるんかどうかもわからん。走り始めて、氷見までたどり着くまでに既に暑い。1枚脱いで腰に巻き付けて走るが、こうしてやると腰を意識して走ることができるので、これはこれでいいかな。
国道11号線を渡るところでもう1回着直したが、上りにさしかかってからずいぶんきたなあと思ったがぜんぜん寒くないのでまた脱いでしまう。うーん。黒瀬峠を越えて降りていったら途中で会社の先輩が自転車の練習しているのとすれ違った。こっちはこっちで、走り始めてから2時間半、武丈公園を過ぎて西之川原を越えたあたりからみるみるうちに失速してしまい、どうにか明神木の高架橋はやり過ごしたものの、その先で完全にストップ。うーん、もう少し行けるようにしないと。
帰ってきてSKY・Aで放送された篠山ABCマラソンの番組を見てみる。あーん、スタートは通過1秒前ぐらいのところで切られた感じやなあ。そうなったらもうどうしようもなく映ってそうにないなあ。
TBSの青木裕子アナウンサーって、けっこう背が高いのですねえ。
今週は本当にだだ疲れが続いたが、そういえばタンパク質をあまりとってないなあ、と思ってゆで卵を食べて出たら効き目があったようで、朝出勤したあとやっとどうにか回復して疲れから脱出することができた。のだけれど、今週は時既にお寿司で、帰り着いたらとんでもない時間になってしまった。とっとと寝る。
朝起きたらやっぱり疲れが出てしまった。風呂入ったりなんかしてどたばたしているとたいへん遅くなり、結局車で出勤。会社に行ってからもぼろぼろで、ろくな仕事もできず、ずるずると会社にいてぼろぼろ。
まだ疲れをひきずっている。仕事から帰ってきたら、モノを考えるような感じでもなく、このサイトを完全放置した上に生活も放置。こたつの中で寝てしまい、目が覚めたら日付が変わっていた。
二日酔いの感じでもなく、週末の移動やらなんやらでたぶん普通に疲れていて、時間がなく慌てて出社し、朝から打ち合わせが入っていてどたばた。しかしどたばたから抜け出してみたら疲れが噴出。明日の定例の打ち合わせの資料を地道に作っていたが、やはりどうにもならず、とっとと帰って寝る。
ほどほどに仕事し、飲み会に参加する。ほどほどに飲んで、ほどほどに歩いて帰る。
朝7時に起きて外を見たら雪が降っている。うわーん。風呂へ行ってみたが残り湯も冷たい。しゃーないので下着を替えるだけで、11時すぎだかに西はりま天文台を出て帰途につく。いつもなら岡山ブルーラインを使ったあと宇野まで行って帰るのだけれど、なんか刺激が欲しかったので、とはいっても雪が降る中なので美作経由もどうかと思い、上郡から国道2号線へ出てブルーラインに乗らず旧道に行ったが、なぜか岡山バイパスに乗ってしまう。うーん。そのまま突っ走ってベスト電器に立ち寄り、トラックボールと携帯電話連動ソフトを購入しておく。宇野からフェリーに乗って高松へ、なぜか高松で本などもろもろ購入。豊浜SAでちょっと食べたところ満腹に食べ過ぎ、しまった、と思いながら帰宅。風呂に入ったあとトラックボールだけ取り出して動作確認して、そのまま寝たような感じ。
午前中、紺野まひるさんがしゃべったのを聞いてから練習再開。ひうち陸上競技場併設1.4km周回コースを5周、ゆっくり回って、「30km走ってきたんか、というぐらいしんどそうに(目撃者談)」上がって帰って、簡単に泊まり支度だけして西はりま天文台の例会へ。
今回は曇りメニュー充実でなかなか面白い。いつもの天文クイズ大会が「天文リテラシークイズ」と題されていたのは、一部にはたいへんウケた。そのあとも「星を見たら人は心地よくなる」、だかという研究の簡単なレビューがあったり、なかなか興味深い内容だった。そのあとの懇親会はネタだけ振って早々に退散。
「よきに計らえ〜」の1週間がやっと終わり。とにかく今週末も四国を空けてしまうので、週末いなくなってもいいようにだけはしておかなくては。
朝からどたばたして打ち合わせをしていたが、結局、ほどほどに仕事をして帰っただけ。
毎週定例の打ち合わせの資料はどうにか形になったなあ。なんだかずーっとノドが腫れていて痰が絡んでしんどい。花粉症のせいか風邪のせいかわからん。わからんから風邪薬を飲んでおこう。花粉症にしても、そろそろピークか?
足が昨日より張っているのは、風邪をひいたせいか?
昨日深夜の東京イエローページ再放送を録画していたのを朝見る。Lip'sが出てきて、当時の3人が大学生高校生中学生と分かれていたのを、普通見分けつかないらしいのだが竹中直人が速攻で当ててしまっていた。うん。当時から見る目はあったのだなあ。へーえ。そういうことなんや...
思ったほどの疲れはなく、平然と出社できた。なんとか4時間を切った報告ができてよかった。ふう。
いよいよ篠山ABCマラソン当日。弟に送ってもらって篠山へ移動したら、もう、旧国立篠山病院そばの駐車場までいっぱい。市民センターの近くの駐車場に車を止めて、そのまま受付開始の時間までやりすごす。しかしそれにしても暑いなあ。愛媛マラソンのときより暑い...愛媛マラソンは11℃でスタートしたのに、まだそれより暑いか...
というので受付を済ませて、そのへんでぶらぶらしていたが、やがて開会式が始まるというので、登録男子の集合場所へ移動。弟とはここまで。開会式ではゲストの有森裕子さんと川嶋伸次さんが暑さ対策でコメントしていたが、有森さんが厚手の帽子はやめといたほうがいいようなことを言っていたが、まさにその厚手の帽子をかぶっている。ちょっと前にTEAM26から送ってきた、あの帽子である。
そうこうしているうちにスタートラインに移動。スタート前に有森さんと川嶋さんが改めて紹介されたが、その間にもそのへんをうろちょろして少しでも前へ行こうとする人が出てくる。まあ、いいんだけど。さすがにスタート前1分を切ったらそんな人はいなくなり、いよいよ本当にスタート。街の中から外へ一旦抜けるのだが沿道に人がいるわいるわ。ここほんまに篠山か、と思うほど。しばらく周りを見ながら走っていたが、そのうち1kmが来て4分43秒。うわうわ。予定より12秒速いやんか。まずいまずい早う落とさな。しばらく走ったあとまたまた街の方へ入り、やがて2km、まだ4分45秒/kmペースになっている。うわうわ...そろそろ手抜きせな...
3kmの通過は見落としたのかな?4kmがきて、19分6秒。あれまー、まだとんでもないペースだ。なんぼ下りでもこれは許されへん。ええい、もうこうなったら確信犯的に前半とばしてやる!5kmは気温高いことを考えずに立てた予定時間24分10秒ぐらいのところを7秒速いペース。暑いんやからもうちょっと抑えるべきだったかなあ。8kmあたりで、10分遅れでスタートした未登録選手の先頭がやってきた。ここで10分詰めるんだから、4分/kmを切って来ているのは間違いない。当然のことながら、普通のレースで抜かれるのとは感覚がぜんぜん違ってて、比べものにならないぐらい速くて、ついていくどころの騒ぎではない。まあ、そもそもマラソンを走っていると普通の感覚で追い抜くなんていうことはない。「あっ、この人抜けそう」と思ってから、実際に抜くまで何kmもかかる、なんていうことはザラだ。これだけ人数が多くて、しかも後ろから続々と人波が押し寄せてくるとなると、そっちのほうに気を取られて「あれ?この人まだわしの前におったんや」などということもある。10kmあたりで道路上の温度計が19℃を示している。うっそ。そんなに気温高いんや...
ところで、15km過ぎた辺りでじりじりペースダウンしているのがわかってきた。こんなところからか!?ちょっとリズムを変えよう。沿道の人が「がんばれ〜」「がんばれ〜」言うてくれるので、帽子をとって「ありがとうございますぅ」と言ってみる。帽子をとるときに姿勢を意識するので、ちょっと腰を伸ばしてペースダウンを先へ延ばそう、というのが狙い。不意に沿道から「礼儀正しい!がんばれ!」ときた。ありがとうございます!しかしそこから先へ行っても足が戻ってくる感じがしない。ひきつづき、ペースがじりじり落ちている感じだ。さっきから私と同じ青いゼッケンをつけた方にどんどん抜かれていく。人を抜くときにはあれだけ苦労するのに、抜かれたあと差をつけられるのがこんなに早いなんて。抜かれたらもう一生手の届かないところに行ってしまわれるようだ。
20kmがきた。1時間41分を切っている。だいたい狙いの時間だなあ。目の前でみんなが一列に並び始めた。そういえば20kmすぎに有森裕子さんが待ちかまえているのだった。いるいる。「あとたった20km!」「あとたった20km!」...いやあ、だからそれが未体験の距離なんやって。知らんねんて。ハイタッチにぱちっと手を出したら思いっきりはたかれたらしい。痛いやんか。手がじーんとする。その余韻を味わいつつ、21km通過、おっとここから1kmごとに標示があるのか?やがて中間点通過。1時間46分27秒、愛媛の時より1分半いいタイムだ。今日のほうが暑いのに。このへんまでのペースなら、まあまあかな。しかし22kmを過ぎてしばらく行ったところで“得意の”上り坂だ。あー、しかし、もう上り坂をよじのぼるだけの体力がない。苦しいよー。なんとか上りきったが、この1kmは5分43秒、愛媛マラソンでの陸橋の悪夢が頭をよぎる。しかもこっちのコースは、23→25kmを下ったあと再び上って、35kmまで大きな下りがない。あーんもー。25kmを過ぎたところで先頭が帰ってきた。はやー。私とはぜんぜん違う次元でレースをしているなあ。私は私で、この先の坂でもう一段ペースが落ちる。ここで、見るからに川嶋伸次さん、ゼッケン1番が坂を下りてきた。はやー。スピード感がぜんぜん違う(当たり前や!)。こっちはもうどうしようもなく、行ったなりに行ってしまうだけ。思考は完全に後ろ向きで、坂を下ったあとに帰りの関門みたいなところがあったので振り返ってみてみたら、そこが35km。うわー、35km過ぎたとこにあの坂があるんか!?車塚古墳の入口あたりまできたところで、目の前で目標にしていた人が歩いたり走ったりしはじめた。周りを見たら、このへんから歩いている人がぽつぽつ。黄色いゼッケンということは私と並んだ時点で私より10分速いのに、なんでこんなとこから歩くん!?かくいう私も腰のあたりに疲れを感じる。どうしようもなく「失速したな〜」という感じ。いやいや...。
目の前に30km地点がやってきた。時計は2時間38分寸前。愛媛マラソンの30km関門が2時間38分ちょうど、篠山ではぜったいにクリアしてやる!!と思いながら練習してきたが、どうやらぎりぎり。2時間37分55、56、...ああ、もうあかんかな。嘘でもここから加速できるような足はもうなく、目の前で2時間38分が過ぎるのを呆然と見送る。ああ、篠山でもあかんか...。やっぱ、今年は愛媛、走ったらあかんかったんや。この1kmは6分39秒でがた落ち。うーん、思考が空振りしとるな〜。苦しいな〜。足、前に行ってくれへんかな〜。見てもしゃーないけど、ついつい足元を見てしまうな〜。あっ、そうやこんなときには。
「♪おーねがい、かみさーま、ちょっぴりーせなか押してっ、今日こーそ、ゴールに、かえりたーいのぉー」「♪うーつむーく、わーたしは、わたしじゃないっ(お願い 神さま/Qlair、から一部改変)」
だとか、
「♪ゆるやかーなー、さーかをくだってー、わたしはーかえるあーつめーたげんきーに、せーなかーおされー(岬の水族館/吉田真里子)」
とかいう歌を歌いながらゴールに帰ってみよう。ちょっとはマシかな。...ってやっぱりどうしようもないな。30kmちょい先の折り返しを行き過ぎたら、さっきの歌ではないがゆるやかな坂を下っている感じがする。沿道からあめ玉やらチョコレートやら、子供たちがくれるのでたいへんうれしい。さて31kmにたどりついたが6分32秒、ペースが上がらないなあ。もう足使い切ったみたいやなあ。今度こそほんまに行ったなりやないと行かれへん。その後も6分半/kmを越えるペースで、まったく上がってこない。とうとう、今自分が何km走ってきたかわからんようになってしまった。しかし、ちらっと見たらどこかで見た上り坂だ。そうか、いよいよ35kmの上り坂がくるんか...。もう本当に前へ行けない。頭はしっかりしているのに、体のどこも痛くないのに、どうしようもなく前へ進めない。どこも痛くないのだからしっかり走り込みができているはずなのに、もう地獄の苦しみ...。
35kmで時計を押したら、時計は3時間11分を回っていてこの1km7分13秒ほどかかっている。えーっと、あと7kmとして7分/kmとしたら、えーっ、4時間割るんか〜、せっかくここまで練習したのに、ゴールの記録に4時間はつけたくない。鈴木宗男にも負けたくない(鈴木宗男の東京マラソンゴールタイムを、レース終わって調べるまで4時間3分台と思っていた。実際は4時間7分40秒)。あーもうくっそー。足が言うこと聞いてくれたら...。
幸運なことに、コースはここからほぼ一方的な下り。ここまでずーっと給水の水をもらってきたけれど、36kmすぎの給水とスポンジもしっかりとって、スポンジで頭にかぶった厚手の帽子に水を吸わせる。短パンにも水をやって、ひざから上を冷やす。余りは口で吸い込む。どうやらペースが回復して、どうにか6分半/kmあたりで落ち着いてきた。しかしそんなことはもうどうでもよく、なんかわけわからん状態で走っていくだけ。土手沿いに上ったところでまた人が増えてきた。やっと終盤にきたなあ、という感じがする。沿道の方と話し込んでいる選手がいて、「なんとか4時間は切れそう」、まあ、なんとか切りたいなあ。40kmすぎに、「あと2kmあと2km、いつもの練習の距離やっ」という声を聞いた。まあ、そうなんやけど、普通の2kmと訳が違うわい。ここで最後の給水。またまた帽子に水を吸わせて、41kmからペースが自然に上がってきた。最後最後。篠山の町の中に入って、42kmまでの1kmは6分ちょうど、おお、戻ってきた。そのまま、なんとかゴール。手元の時計で3時間57分43秒。なんとか、初めての完走に「4時間」をつけずに済んだ。はあ、しんどかった...
ということで、弟に送ってもらって、実家近くの駅まで戻って、普通の客みたいな顔をして特急自由席に座る。案の定篠山口からけっこうな数の人が乗ってきた。私はこのあと四国まで戻るので、悪いなあ、と思いながらそのまま座りっぱなし。大阪からは指定とったもんね。...というわけで帰ったら23時まえだった。
篠山ABCマラソンに出るために帰省。朝からバスに乗って西条から三宮へ向かって移動。三宮〜宝塚は阪急で、そこからはいつものように福知山線を使う。バスって案外しんどいなあ。次からはやめよう。
今週末は四国にいない予定なので、仕事しないでいいようにするのが大変。
先月は愛媛マラソンといい、そのあとの練習といい、充実したけっこういい内容だったように思う。走行距離は189kmと、200kmに少し足りなかった程度。今月も4日にレースを入れたので、あとはもう当日悪条件にならないように祈るだけ。